洗濯機を置く場所の蛇口(蛇口)の高さは段々と高くなっています。
洗濯水栓の高さは、以前は、950mm程度。今は、床から1250~1350mm程度が一般的だとされています。ドラム式洗濯機が普及し大型化したことで、低い蛇口では、対応できない洗濯機も出てきてしまっています。
新築やリノベで、水道位置を選べる状況なのであれば、高めに設定しておくのが良いでしょう。
洗濯水栓の高さは、どれくらい必要?
ドラム式洗濯機の中でも、給水位置が高いのは、シャープ製の洗濯機です。
シャープ製の場合、設置面から蛇口までの高さが1200mm以上必要です。これは床からの高さではなく、洗濯機を置く足元からの高さになります。そのため、洗濯機パン(防水パン)が入っていれば、その分の高さも必要になります。
今後、これ以上、洗濯機の背が高くなることは無いかと思います。また、ドラム式の場合、洗濯機の上に棚を設置する方もいるので、必要以上に高くする必要もないでしょう。
安心な洗濯水栓の高さとしては、少しだけ余裕を持って、1350mm程度は確保しておくのが良いのではないでしょうか。
今、ついている洗濯水栓が低い場合は?
「ドラム式洗濯機を買いたいけど、水栓の高さが対応していない。」その場合は、2通りの対策方法があります。
そのままの水栓高さで使用する
スペースに余裕がある場合は、蛇口の位置から避けた場所に洗濯機を設置すれば使用することができる場合があります。※メーカーによって異なります。
ただ、都合よくスペースが確保できればの話です。洗濯機パンの位置からも、ずれる事も考えられます。なかなか難しい設置方法だと思います。
洗濯水栓の位置を高くする
壁を壊して、既存水栓の位置を高くするのは、工事費もかさみますし現実的ではありません。
パナソニックの壁ピタ水栓に代表される水栓高さを上げるための配管があるので、これを使用します。
同様の商品が、水栓パーツ各社から販売されているので、かさ上げしたい長さなどを確認してから購入してください。
自分で取り付ける場合は、必要な工具が揃っているか、水道の元栓を閉めたか良く確認してから作業を開始するようにしてください。
元栓を閉めずに外してしまうと水が噴き出して、大変なことになります。
まとめ
洗濯機を設置する時に、設置スペースや、洗濯機パンの大きさばかりに目がいきがちですが、意外な盲点は、洗濯機水栓の高さだと思います。
今の、水栓高さの基準だと大体のものには対応できると思いますが、高さが足りないものも出てきてしまっています。
新築・リノベは、打ち合わせばかりで大変なこともありますが、完成してしまったあとで後悔することもあります。
洗濯機の水栓高さなんて、細かな事ですが、購入した洗濯機が入らないなんてことにならないように、事前にチェックしておくのがいいかもしれません。
また、最近の洗濯機は、幅も広くなっているので、下の記事を参考に搬入経路が通れるかも確認しておきましょう。
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