最近の新築では、ランドリールームやランドリースペースなど室内干しができる空間を確保する事が多くなってきました。
共働き世帯が普通になり、外に干しておいたのでは、急な雨に対応できないし、晴天でも花粉や車の排気ガスが気になる方もいるからだと思います。
そのため、各メーカーから、色んな種類のランドリーハンガーパイプが発売されています。
室内干しに使うランドリー用ハンガーパイプの種類
ランドリーハンガーパイプには、大きく分けて3タイプあります。それぞれ特徴があるので、どれが自分の環境にあうのか確認してみてください。
取り外しができるタイプ
天井に受け座を取り付けておいて、取り外しができるポールを差し込み、そこに物干し竿を通すランドリーハンガーです。
川口技研のホスクリーンシリーズが有名です。
メリット
・邪魔な時には取り外しできる。
・リビング・寝室などランドリー専用スペースでなくとも設置できる。
デメリット
・外した時に、ポールと物干し竿が邪魔になる。
・あまり、取り外す機会がないかもしれない。
昇降タイプ
天井に収納部があり、ハンドルやロープを操作することで、昇降するランドリーハンガーです。物干し竿が天井から降りてくるイメージです。新築であれば、埋め込みタイプも選択できますが、やや天井高さを低くしなければならない場合があります。
メリット
・使わない時は、天井に収納できるので邪魔にならない。
・高さ調整ができるので好きな高さで干せる。
デメリット
・ロープで吊っているので、ぷらんぷらんする。
・天井部に取り付けたベース部分が大きい。やや目立つ。
固定タイプ
常に固定されていて、取り外しができないタイプのランドリーハンガーパイプです。取り外しができるタイプも便利ですが、経験上、あまり外す機会もないと思います。また外した部材も邪魔になります。最近の傾向では固定タイプが流行りつつあります。
メリット
・見た目がおしゃれ。
・可動部がないのでしっかりとしている。
デメリット
・取り外しや収納ができない。邪魔でも出しっぱなし。
・高さの調整ができない。もしくは、しにくい。
この記事に関連する商品
stock-roomsでも、固定タイプのオリジナルハンガーパイプを販売しています。
どのランドリーハンガーもメリット・デメリットがあります。
リビングに使うのか、寝室に使うのか、ランドリー専用スペースに使うのかなど、使う場所によって使い分ける必要があります。
ランドリーハンガーパイプの適性な高さは?
色々なランドリーハンガーパイプがあります。
その中で、取り外しができるタイプ・昇降タイプは、高さの調整が簡単ですが、固定タイプは、固定されてしまうので、あらかじめ使いやすい高さを知っておく必要があります。
そこで疑問となるのが、ランドリーハンガーパイプの適正高さです。
参考までに、ランドリーハンガーに、モノを掛ける時の身長別イメージを作ってみました。
このイメージは、楽に引掛けられる高さを表しています。パイプの上に手が届く高さです。
ハンガーを掛ける場合は、ハンガーを持って掛けるので、もっと高くても大丈夫だと思います。また、少し手を伸ばせば、50mm程度は高くても問題ないかと思います。
高くすれば、下の空間は広がります。低くすれば、モノを掛けやすくなります。高さの設定は、なかなか難しい問題です。
個人的には、下を人が通るとか、モノを置く必要があるとかの理由がなければ、低めにして、掛けやすい高さに設定をした方が日々のストレスは、軽減されると思います。
確実なのは、メインで使用する人が、自然と掛けられる高さを計測する事です。
その際に、主にハンガーを使用するのか、角ハンガーなどを使用するのかによっても高さが変わってくるので、それも考えに入れておいた方が良いかもしれません。
まとめ
ランドリールームなど、室内干しができるスペースは、雨を避けること以外にも、家事動線の短縮にも役立ちます。
洗濯→干す→畳む→収納するという行動をたどって、場所や設備を決めるのが良いと思います。
また、せっかく、便利になるための場所なので、適切なランドリーハンガーパイプと高さを選んで、使い易い空間にしていきましょう。
stock-rooms 商品カテゴリー
おすすめ商品
新築・リノベ。色んな場所で使える金具。