天井にランドリー用のハンガーパイプを取り付ける時、壁に近すぎると洗濯物が当たってしまい、遠すぎると、洗濯物が室内の空間を圧迫してしまう事になります。
ランドリールームであっても、空間は有効に活用したいものです。
洗濯物が壁に当たらないギリギリのラインがどの程度なのでしょうか?
ハンガーパイプの適性な取付け位置は
取付ける場所によって、壁からの位置はことなります。
例えば、窓側で、窓枠が出っ張っていたり、カーテンがある場合などです。エアコンを取り付けるのであれば、それも考慮しておかなければなりません。
最低距離を考える上で重要になるのが、ハンガーの幅です。
壁からの距離
壁からの最低距離を考えるには、吊るすハンガーの幅を知っておかなければなりません。
一般的に、女性服用のハンガーは、360mm~380mm。男性服用は、420mm程度が普通とされています。さらに、ジャケットやコートを掛けるハンガーは450mm程度となります。
これに、洋服の厚みが加わるので片側で、最低50mm程度の余力が必要になります。
これを、そのまま当てはめると下記の図のようになります。
女性服用の小さめのハンガーしか使用しないという事であれば、壁から230mm離せば取付けは、ギリギリで可能なようです。
ただし、少し余力をもって、450mm幅のハンガーも使用する事を想定しておいた方が良いと思います。その場合、壁から275mm離せば取付けが可能です。
加えて、細かな洗濯物を干す角ハンガーなどの使用も考えると、300mm程度が適正かと感じます。
カーテンのある窓側の壁からの距離
カーテンが付いている窓側に設置する場合、カーテンレールとカーテンの厚みを考えておかなければなりません。
ダブルのカーテンレールを使用する場合、壁からレールの出幅は、90~110mm程度となります。これにカーテンの厚みを加えると、150mm程度は壁から出っ張っている事になります。
これを考慮すると下の図のようになります。
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まとめ
天井にハンガーパイプを取り付けるには、天井下地の補強が必要になります。補強は、木の角材を入れたり、厚めの板材を貼ったりと、取付け部位周辺だけを行います。
天井全体は、補強しないので、取り付ける部位を予め決めておく必要があります。
設計・施工会社の方でも、取付け位置のアドバイスをくれますが、それが自分の生活にあっているとも限りません。
どういう目的で、どんなモノをかけて、主に誰が使うのかなどを考えた上で、取付け位置を検討しておいた方が良いと思います。
特に、誰が使うのかは、身長の問題もありますので、設置高さなど良く考えて部材の選定をしておくべきだと思います。設置する高さに関しては下の記事を参考にしてください。
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